▼優秀な遺伝子を持つ男と精子バンク

　２０２１年４月にリリースされた漫画『孕ませ屋』の世界観を端的にまとめてみたいと思う。

　優秀な男性の遺伝子を持つ子を産みたい女性のために、精子ドナーを登録する精子バンクがあった。遺伝子研究家の祖父を持つ青年も、十代の時にサンプルとして精子を提供した。のちに青年の遺伝子は、稀に見る超人的パワーを持つ遺伝子だという事が判明し、精子を欲する若い女性からの依頼が殺到することになる。

　主人公の若いサラリーマン風の青年は、祖父に精子を提供した高校時代に自分の遺伝子のパワーを知った。彼自身がそうなのだが、ケガの治りが人より数倍早かったり、風邪や病気に対する免疫力も著しく高く、死ぬまで大きな病気はしない事が祖父の研究により判明した。

　さらに、精液の質と量、精子の生命力も人より優れており、不妊治療中の女性でさえも一発必中で妊娠させられる能力を持つことが分かり、祖父からは「女友達とＳＥＸする時は避妊しろ」と言われた。

　祖父の言葉が衝撃的だった青年は、その後気軽に女性とのＳＥＸが出来なくなってしまった。マジメな性格の彼は、万が一妊娠させてしまったら大変だと感じ、自ら女遊びを禁じてしまった。

　それから数年が経ち、祖父も亡くなり、独身を貫いていた青年のもとに１人の女性が訪ねてきた。彼女は祖父が設立した精子バンクの職員だった。

　祖父も亡くなったのに今更なんの用事だろうと訝しげな青年。精子バンクの女性は青年に対して「あなたの精液を不妊治療に利用したいという依頼が来ている」と告げた。

　自分の精液を他人に提供する事に抵抗があった青年は断った。だが、精子バンクの職員は諦めず食い下がった。そこで青年は一つの条件を提示した。それは、３０歳未満の若い女性で直接の性行為による精子提供にしか応じない、というものだった。

　分かりやすく言うと、若くてキレイな女性とＳＥＸで妊娠させる分には、精子を提供してやるという事だった。精子バンクの職員はそれでもＯＫだと告げて去っていった。

　後日、直接ＳＥＸでもいいという若くてキレイな不妊症の女性を紹介された青年。旦那がいる事は分かっていても、あまりに美しい女性を前にして、数年振りに抑えていた性欲のタガが外れてしまった。

　精液を提供するための性交の場合、服を着たままペニスを刺激してもらい、射精直前に女性器にペニスを挿入するやり方が普通だった。だが青年は、目の前のキレイな女性にたまらなくなり、服を脱がせて性行為に及んでしまいます。

　女性は始めは抵抗を示していたが、妊娠しやすい体になるためならと割り切り、旦那には内緒で青年とのガチＳＥＸを了承します。ここから、肉欲だけの快楽ＳＥＸが開始された。続きは漫画本編にて！

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